レビュー:MAKERS―21世紀の産業革命が始まる【製造業】

MAKERS―21世紀の産業革命が始まる

MAKERS―21世紀の産業革命が始まる

モノづくりの世界で今のウェブで起こったようなこと
(個人での作品づくり、遠距離との人ととのアイデアやスキルのシェア、オープンソースなど)が
同じように起こりつつあるということを夢溢れる語りで紹介してくれている本でした。

これまでは大量生産されたモノが安く多くの人に供給される時代でしたが、
これからはそれに加えてある程度の規模でニーズが存在する
多様なモノがちょっと高額でいくらか製造されるようになります。
例えば、クラゲを自宅で飼うための水槽が欲しいと思う人は少ないですがある程度存在するようです。
ここで、クラゲの水槽のニーズを知るために
「クラウドファンディング」というしくみが紹介されていました。
確かにこれは便利だし、合理的なしくみだと思いました。

そして、中盤以降はみんなでオープンに協力してものづくりをしていこうということが
熱く語られていました。もちろんそんな簡単にできるわけではないとは思いますが、
冒頭にも書いた通りとても夢を見させてくれました。

最後に、私自身はとてもモノづくりが好きで
もう数年勉強したら個人的な立場でモノづくりをしたいと考えていたので、
それを実現するためのヒントを示してくれる本でもありました。